文庫Xのネタバレ感想。文庫Xの正体が解禁になったので書いてみた
こんにちは~。
2016年に読んだ中で個人的に1,2を争うぐらい
印象的だった書籍の感想を書いてみたいと思います。
それは 文庫X。
もともと2013年に発売されていたのですが、
私は文庫版(2016年6月発売)を読みました。
2016年12月9日17:30より文庫xの正体が明かされるとのこと。
色々なサイトで、あらすじは出ていると思うので、
「本当に超絶!むちゃくちゃ個人的な感想」メインで書きたいと思います。
タイトルは掲載しませんので調べてくださいね。ネタバレも含みます。
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ネタバレあらすじ。文庫Xはある事件の取材の記録を書いたノンフィクション
事件の名称は長ったらしくて恐ろしいです。
でも「足利事件」は聞いたことがありました。
私が読んだ時の前提はこれだけ。
すごーく、かいつまんで書くと、
著者がテレビの取材で未解決事件をピックアップしていたら、
数年おきに、同様の手口の事件があると気づいて
取材を進めることにした。
証拠とか、裁判の記録を丁寧にたどっていくうちに、
「とんでもない闇が出てきた」ということ。
その闇が、ドラマの脚本を見ているのか?と
疑いたくなるような感じなのです。
足利事件は、真犯人ルパンを追い詰めるための途中過程
足利事件はDNA鑑定が決め手となった最初の事件です。
DNA鑑定「絶対説」を覆す過程で、
どのように考え、どのように報道していったか
ニュースを出すタイミングにセンシティブになって
戦略的に動いていった所とか、ページをめくる手が止まらなかったです。
とりわけ印象深かったのは、
こいつだ!という「答え」ありきで証拠を作った節があったり、
こいつだ!とするために、不利な目撃証言が黙殺されていたこと。
なのに、証言した人(目撃者)は「自分の証言が役に立った」と思っていたこと
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小さい子供がいる人にも読んでほしい。真犯人はルパン似の男、まだ解決していません
書籍では、足利事件を含めた5件が連続しているとしていて、
真犯人がいるのでは?という前提で取材をしています。
目撃された背格好が「ルパン三世」に似ているから
「ルパン」と名付けられています。
そして、その人をほぼ特定していることも書かれています。
そのために情報提供していることも、明かしています。
真の犯人を追い詰めてほしいというのが著者の願いなのです。
でも解決しない。ここからが本当の闇。
書籍によると、ルパンはまだ普通に生活しています。
なぜなら動くべき機関が動いてないからです。
動くと別の事件のマズイコトが出てくる(と著者は考えている)からなのです。
思ってみれば、最近も、勝手に闇を感じる事件が最近ありました。
ASKAの事件。
どこかの記事で見た気がしますが、
ミヤネ屋で電話インタビューするぐらいの時間があった、
つまり、逃げる時間があったということですよね。
そういうことにならないのでしょうが。
なぜ実況中継できるほど、家の周りに人が集まっているのか?
マスコミが何をもとに取材しているのか?
公式発表⇒マスコミ⇒私たち
この情報伝達方法に、私たちはかなり頼っています。
逆に公式発表なしでマスコミが何か事件を書くと、
それが間違いだった時、名誉棄損になる場合もあります。
う~ん、難しいぞ。
なんか、グダグダになりましたが、読んだ後はしばらく寝付けませんでしたね。
ぶっちゃけ、タイトル見ただけでは手に取らない!
810円+税を払ったからこそ、見ようと思った。
・・・タイトルが怖いので。
読んでよかった。ぜひ読んでほしい。
ではでは~