読書:転換期を生きるきみたちへ~中高生に伝えておきたい大切なこと
こんにちは!
2016年7月に出た新刊
「転換期を生きるきみたちへ~中高生に伝えておきたい大切なこと~(昌文社)
を読みました。
この本を手に取った理由は「転換期」という言葉。
本をめくったところのキャッチコピーに、
「世の中の枠組みが大きく変化し、既存の考え方が通用しない歴史の転換期に・・・」とありまして。
自分の生活に変化があったので、自分の精神的にも「転換期」なのかなとちょうど思っていたのです。
この本を読んで、なんとなぁく気づき始めていたコトが、やっぱりそうだ!と書いてあったので納得してしまいました。
今を生きる中高生へ「全力で」書いてある
この本は11人の大学の先生とか、その道での著名な学者の方がそれぞれの思いをこめて、「今を生きる中高生へ」全力で書かれています。
11個のエピソードの中で、いくつかの話題で触れられていたのですが、そもそも「転換期」とは何か?
色々あると思いますが、私が書籍の中でこうじゃないか、と思ったことは
「経済が成熟した日本において、何を幸せとするのか。物質的に満たされる価値観が終わりに近づいていて来ている、そしてその先は?」
ということです。
また、サラリーマンを目指すという、あまりにも現実主義的な夢が、幻想だと気づき始めている。というような記載があって、まさに、自分が思っていることだなぁと。
単に自分がサラリーマンを辞めるという決断を最近したから、引っかかっただけでしょうか。
様々な分野のアプローチと読者への考え方が面白い
書籍の最初に、中高生が書きたいことについてどの程度理解できるのか、については書き手の考え方もバラバラで、あえて編集していない、といった説明がありました。
確かに、あえて本質的なことに触れて、懇切丁寧には説明しない、というテイストで書いてあるのもありましたし、
専門分野について、かみ砕いて説明しながら書いていく、というテイストのものもありました。
法律の話、科学の話、夢の話、仕事の話、などなど盛りだくさんの内容が詰まっていて、本質的なことも「グッサリ」踏み込まれており、考えこんでしまう書籍でした。
まとめ
「全力で」「転換期」を考えるという、論点について、中高生向けの書籍とありますが、大人になってからでも十分読み応えのある本でした。
この本のような考え方を、年齢の早いうちから知ることができる、ということは今後にとって、ためになる本だなぁと思います。